普及
「携帯電話が普及する」などのように使う「普及」という言葉。
「普及」は、音読みで「ふきゅう」と読みます。
「普及」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「普及」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
普及の意味
「普及」には次の意味があります。
・広く行き渡ること。また、行き渡らせること。(出典:デジタル大辞泉)
「普及」をわかりやすく言うと、「モノや考え方がみんなに広く行き渡る」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし、これでみると、爆弾製造の知識は今よりも普及していたらしい。
(出典:大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』)
・もっとも低温倉庫の普及でこれも使用されることが少なくなりましたが。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・日本におけるラジオの普及率は凡そ世界の十四位にあるらしい様子である。
(出典:宮本百合子『「ラジオ黄金時代」の底潮』)
・もっともこれにはいやだという人が多いだろうから普及しないのかもしれない。
(出典:岩城宏之『棒ふりの休日』)
・ここ数年のうちに、鉄砲の発達とその普及力には、驚かれるものがある。
(出典:吉川英治『新書太閤記(四)』)
類語
・伝播(でんぱ)
意味:伝わり広まること。広く伝わること。(出典:デジタル大辞泉)
・流布(るふ)
意味:世に広まること。広く世間に行き渡ること。(出典:デジタル大辞泉)
・浸透(しんとう)
意味:思想・風潮・雰囲気などがしだいに広い範囲に行きわたること。(出典:デジタル大辞泉)
・波及(はきゅう)
意味:物事の影響が波のように徐々に広がること。(出典:)
・行き渡る(ゆきわたる)
意味:残る所なくすべてに及ぶ。広範囲に及ぶ。いきわたる。 (出典:大辞林 第三版)