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狼狽えるとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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狼狽える

「噓がばれ狼狽える」などのように使う「狼狽える」という言葉。

「狼狽える」は、音読みで「うろたえる」と読みます。

「狼狽える」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「狼狽える」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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狼狽えるの意味

「狼狽える」には次の意味があります。

不意を打たれ、驚いたり慌てたりして取り乱す。(出典:デジタル大辞泉)

由来は「狼(ろう)」と「狽(ばい)」というオオカミに似た伝説の動物。狼は前足が長くて後ろ足が短い、狽はその逆で前足が短く後ろ足が長いです。前足の長い狼が前、後ろ足の短い狽は狼に乗りかかり歩くがアンバランスで倒れてしまい歩けず、あたふたしている様子から成り立っています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

狼狽うろたえているのは、相手が教師である可能性が顔をよぎっているからだろう。
(出典:井上堅二『バカとテストと召喚獣 6.5』)

・電話口で説明もできないほど狼狽うろたえることなど、想像もできなかったのである。
(出典:新田一実『暗闇の狩人 霊感探偵倶楽部』)

・田山町の事件の報道を見ただけでは、すぐに狼狽うろたえたりしなかったでしょう。
(出典:宮部みゆき『クロスファイア下巻』)

・医者は商売柄だけあって、少しも狼狽うろたえた様子を見せなかった。
(出典:夏目漱石『門』)

・心をそのまま抛ったらかして、狼狽えるわけにはいくまいじゃないか。
(出典:横光利一『旅愁』)

類語

挙動不審(きょどうふしん)
意味:隠し事などがあるため、立ち居ふるまいに落ち着きがなく、あやしいところがあること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

面食らう(めんくらう)
意味:突然の事に驚きとまどう。まごつく。(出典:デジタル大辞泉)

慌てる(あわてる)
意味:思いがけない物事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。(出典:デジタル大辞泉)

周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
意味:あわてふためくこと。うろたえ騒ぐこと。(出典:デジタル大辞泉)

右往左往(うおうさおう)
意味:うろたえてあっちへ行ったりこっちへ来たりすること。(出典:デジタル大辞泉)

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