親愛
「親愛なる友よ」などのように使う「親愛」という言葉。
「親愛」は、音読みで「しんあい」と読みます。
「親愛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「親愛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
親愛の意味
「親愛」には次の意味があります。
・親しみと愛情をもっていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「親愛」は漢字の通り「その人を愛し、親しみを感じていること」を意味する二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼はこの三人の少女に対して激烈な親愛の感情を持っていたのであった。
(出典:レニエ『燃え上る青春』)
・いつも彼に親愛の様子を見せながら、盛んにおしゃべりをする男だった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・きみに深い親愛の情を覚えはじめているのだよ。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル1] 横溝正史 「八つ墓村」』)
・それは相互の利益となり、一種の親愛感が彼らの間にうちたてられている。
(出典:コンラッド/井内雄四郎訳『密偵』)
・わたしは彼の手を握って親愛の情を示して、その夜は部屋に戻った。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集2-2 エーリッヒ・ツァンの音楽』)
類語
・竹馬の友(ちくばのとも)
意味:おさない時からの親しい友だち。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・親身(しんみ)
意味:肉親であるかのように、こまやかな心づかいをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・フレンドリー
意味:友好的であるさま。親しみやすいさま。(出典:デジタル大辞泉 )
・親密(しんみつ)
意味:非常に親しいこと。きわめて仲のよいこと。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・親交(しんこう)
意味:互いの交際の深いこと。きわめて仲のよいこと。(出典:デジタル大辞泉 )