退去
「国外に退去する」などのように使う「退去」という言葉。
「退去」は、音読みで「たいきょ」と読みます。
「退去」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「退去」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
退去の意味
「退去」には次の意味があります。
・今いる場所から立ち去ること。立ちのくこと。(出典:デジタル大辞泉)
当人の意思に反して立ちのくことを意味することが多いです。
「国外退去」で「強制的に出国させること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・三ヶ月以内に国外へ退去せよという条件はどうすることもできなかつた。
(出典:岸田国士『それができたら』)
・彼らをビルの外に退去させ、安全な場所まで避難させなければならない。
(出典:五十嵐貴久『TVJ』)
・無事なうちに、彼らにはこの区域から退去してもらわなければならない。
(出典:中井拓志『アリス Alice in the right hemisphere』)
・刑務所行きだろうか、国外への退去を命じられることになるのだろうか。
(出典:星新一『明治・父・アメリカ』)
・もちろんルール外の行為は即座にこの家を退去してもらいます。
(出典:阿佐田哲也『新麻雀放浪記』)
類語
・脱走(だっそう)
意味:束縛されている場所から抜け出して逃げること。(出典:デジタル大辞泉)
・離脱(りだつ)
意味:ある状態から抜け出すこと。。(出典:デジタル大辞泉)
・離職(りしょく)
意味:職務から離れること。(出典: デジタル大辞泉 )
・撤退(てったい)
意味:ひき払うこと。特に、軍隊などが、陣地や根拠地をとり払って退くこと(出典:精選版 日本国語大辞典)
・退席(たいせき)
意味:その席をしりぞくこと。その場をさがること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )