早退
「病気で早退する」などのように使う「早退」という言葉。
「早退」は、音読みで「そうたい」と読みます。
「早退」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「早退」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
早退の意味
「早退」には次の意味があります。
・会社や学校を定刻より早く退出すること。(出典:デジタル大辞泉)
体調不良や用事などで終了時間より前に学校や会社を出ることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・当初から予定されていた早退の理由は、銀行へ行く約束があったからだった。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー3 「香港の魔宮」』)
・遅刻するし早退するし、気に入らない授業には出ないみたいな奴だった。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 15 終物語(上)』)
・わざと会社を早退して家に帰り、彼女の勤め先に電話を入れるのもいいわね。
(出典:内田春菊『息子の唇』)
・今日は出てきたと思ったらすぐに例の放送に呼び出されてそのまま早退してしまう。
(出典:秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その2』)
・学校を早退し、家へ戻ると、母が心配そうな顔で私を迎えました。
(出典:乙一『天帝妖狐』)
類語
・退社(たいしゃ)
意味:その日の勤めを終えて会社から退出すること。(出典:デジタル大辞泉)
・早引(はやびき)
意味:会社や学校などが、普通の日より早く終わること。(出典:デジタル大辞泉)
・退去(たいきょ)
意味:今いる場所から立ち去ること。(出典: デジタル大辞泉 )
・撤退(てったい)
意味:ひき払うこと。特に、軍隊などが、陣地や根拠地をとり払って退くこと(出典:精選版 日本国語大辞典)
・退席(たいせき)
意味:その席をしりぞくこと。その場をさがること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )