枝葉末節
「枝葉末節の問題」などのように使う「枝葉末節」という言葉。
「枝葉末節」は、音読みで「しようまっせつ」と読みます。
「枝葉末節」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「枝葉末節」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
枝葉末節の意味
「枝葉末節」には次の意味があります。
・主要でない部分。細かい部分。(出典:大辞林 第三版)
「枝葉」は「枝と葉」という意味から転じて「主要でないもの」、「末節」は「ものごとの本質ではない部分」を意味する二字熟語です。
「枝葉末節」をわかりやすくいうと、「重要ではない本質から外れたこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ 善行の下でなら、枝葉末節は無視して堂々と論を展開するのが最良だ。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 13 山口防衛戦2』)
・しかしこういったことはみな、事の本質とはかけ離れた枝葉末節だという気がした。
(出典:フィッツジェラルド/佐藤亮一訳『華麗なるギャツビー』)
・ 否、むしろ取るに足りない枝葉末節とされてきたかもしれない。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
・僕は自分が枝葉末節のことばかりに頭をつかっていて、肝心なことを何も考えていないような気になったりした。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・いや、時に枝葉末節のことを解説しているけれども、誰も心を教えないから、単にその場限りのこと。
(出典:野坂昭如『錬姦作法』)
類語
・瑣末(さまつ)
意味:重要でない、ほんのちょっとしたことであるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・些細(ささい)
意味:あまり重要ではないさま。取るに足らないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・重箱の隅をほじくる(じゅうばこのすみをほじくる)
意味:細かいことまで取り上げて、うるさく言うことにたとえていう。(出典:大辞林 第三版)
・小事(しょうじ)
意味:取るにたりない事柄。ささいな事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・枝葉(えだは)
意味:本筋や中心から離れた重要でない部分。(出典:デジタル大辞泉)