無添加
「無添加食品」などのように使う「無添加」という言葉。
「無添加」は、音読みで「むてんか」と読みます。
「無添加」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「無添加」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
無添加の意味
「無添加」には次の意味があります。
・あるものの中に着色料や防腐剤などの添加物を加えていないこと。(出典:日本国語大辞典)
「無添加」をわかりやすく言うと「特定の成分が使用されていないこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・無添加、安全を売り物にした素人の手作り食品がなぜ失敗するか、わかる?
(出典:篠田節子『女たちのジハード』)
・無添加だし低刺激でとてもいいって言って、僕も、髭剃りの後で使うといいですよってクリームを勧められましたよ。
(出典:柴田よしき『好きよ』)
・現在の人は「無添加」こそ、安全な食品と思っている。
(出典:星新一『あれこれ好奇心』)
・しかも彼女たちの作った無添加低糖ジャムは足が早い。
(出典:篠田節子『女たちのジハード』)
・米だけを原料とした昔なつかしい全米の酒が、「無添加酒」などという妙な名のもとに、ボツボツと各地に現われてきた。
(出典:坂口謹一郎『古酒新酒』)
類語
・有機(ゆうき)
意味:有機物の性質をもつこと。(出典:デジタル大辞泉)
・オーガニック
意味:化学肥料や農薬を使用しない野菜や、添加物を入れていない食料品などをさす言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・ナチュラル
意味:自然であること。天然であること。(出典:デジタル大辞泉)
・無農薬(むのうやく)
意味:植物を栽培する際に農薬を使わないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・自然食品(しぜんしょくひん)
意味:山野や海などに自然に育った材料を使った食品、あるいは無農薬・無化学肥料の栽培食品をいう(出典:日本大百科全書)