大臣
「国務大臣」などのように使う「大臣」という言葉。
「大臣」は、音読みで「だいじん」と読みます。
「大臣」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大臣」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
大臣の意味
「大臣」には次の意味があります。
・政務を執り行なう高官。重要な臣下。(出典:日本国語大辞典)
大臣をわかりやすく言うと「首相とともに内閣を組織し国の政治を行う者」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分の車へ乗せて大臣自身はからだを小さくして乗って行ったのである。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・私がこのことをあなたに話すということは大臣に知らせておきました。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレと政府高官』)
・彼は大臣の許可を得たら前に払った金額で資格を売ってやるといった。(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・調査の結果、彼の国の大臣もそのことを知らなかったことがわかりました。
(出典:ドイル/鈴木幸夫,鮎川信夫,内田庶,中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』)
・これで宮がお隠しになったあとへ都合よく大臣は来ることになった。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
類語
・リーダー
意味:先頭に立ってみんなを引っぱっていく人。先導者。指導者。統率者。(出典:日本国語大辞典)
・首相(しゅしょう)
意味:内閣総理大臣の通称。首班である大臣。(出典:日本国語大辞典)
・閣僚(かくりょう)
意味: 内閣を組織する各大臣。閣員(出典:日本国語大辞典)
・政治家(せいじか)
意味:政治活動に従事する人間。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 )
・内閣(ないかく)
意味:首長である内閣総理大臣(首相)および他の国務大臣からなる合議体。(出典:世界大百科事典 )