バウンド
「ボールがバウンドする」などのように使う「バウンド」という言葉。
「バウンド」は、英語で「bound」と表記します。
「バウンド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「バウンド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
バウンドの意味
「バウンド」には次の意味があります。
・ボールなどがはずむこと。はねかえること。(出典:デジタル大辞泉)
バウンドはボールなどが地面に当たって跳ね返ることです。ワンバウンドはボールが一度地面に着いて弾むことを意味しており、ノーバウンドはボールが弾まないことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのとき、手に触れた岩が崩れ、バウンドしながら崖がけを落下していった。
(出典:貴志祐介『クリムゾンの迷宮』)
・右サイドを走っていたリュウジは、ボールのバウンドを目の前に迎えた。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)2―3』)
・ボールは一度バウンドして、子供たちの頭上を越えて飛んでいった。
(出典:小川一水,田中芳樹『レインボウ・プラネット 灼熱の竜騎兵シェアードワールズ』)
・そして腰に力を入れさせ、体が前にバウンドしないよう注意した。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
・だが彼が出してきた写真を目にして、加藤は心臓が大きくバウンドするのを覚えた。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
類語
・弾む(はずむ)
意味:弾力のある物が何かに当たって、反動の力で逆方向に勢いよくはねかえる。(出典:デジタル大辞泉)
・跳ね返る(はねかえる)
意味:勢いよくはねる。(出典:デジタル大辞泉)
・反動(はんどう)
意味:一つの運動または勢力に対抗して反対の動きが生ずること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・押し返し(おしかえし)
意味:逆に。反対に。あべこべに。(出典:デジタル大辞泉)
・弾力(だんりょく)
意味:物体に外力が働いて体積や形が変わるとき、物体内に生じる、原形にもどそうとする抗力。(出典:精選版 日本国語大辞典)