引率
「園児を引率する」などのように使う「引率」という言葉。
「引率」は、音読みで「いんそつ」と読みます。
「引率」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「引率」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
引率の意味
「引率」には次の意味があります。
・率いること。引き連れること。(出典:デジタル大辞泉)
学校の先生が生徒を、とイメージする場合が多いかもしれませんがリーダーシップを発揮する、という
表現の場合にも使う事が出来ます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・数人の教師とわずかの男子学生がその少女たちを引率して行くのである。
(出典:郷静子『れくいえむ』)
・そうなると、滝沢はまるで自分が引率の教師のような気分にさせられる。
(出典:乃南アサ『凍える牙』)
・国家最大の儀式の場で、しかも部隊を引率する中隊長の身分ではないか。
(出典:呉善花『恋のすれちがい』)
・引率者の教師らしい青年は、タクシーを見つけて、ゆっくり歩いてきた。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・この一家を引率して、老人は一日じゅう陽の当るところを転々していた。
(出典:谷譲次『踊る地平線』)
類語
・誘導(ゆうどう)
意味:人やものをある地点・状態にみちびいてゆくこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・案内(あんない)
意味:道や場所を知らない人をそこに導くこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・舵取り(かじとり)
意味: 物事がうまく運ぶように、誘導・指揮すること。
(出典:デジタル大辞泉)
・リード(りーど)
意味:うまくできるように相手を導くこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・牽引(けんいん)
意味:先頭に立って物事を行ない、他の人や集団を率いていくこと。
(出典:精選版 日本国語大辞典)