海女
「海女から雲丹をもらう」などのように使う「海女」という言葉。
「海女」は「あま」と読みます。
「海女」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「海女」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
海女の意味
「海女」には次の意味があります。
・男性の場合は海士と書く。潜水して魚介類,海草の採取を仕事とする漁民。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
海女をわかりやすく言うと「海で潜水して魚介類や海藻類を収穫する人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・海女は馬鹿な亭主のために落とした命を惜しんで泣いているに違いない。
(出典:岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』)
・この辺で労働女といえば、それは海女にきまっているようなものです。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・今度、県と南海毎日の共同主催で、海女のコンクールをやるといふんだ。
(出典:岸田国士『道遠からん 四幕』)
・海女の方も命がけの仕事だから、子どものことが心がかりでならない。
(出典:暉峻康隆『日本人の笑い』)
・海女というたら、絵に書いたあるようにきれいなものやとおもうているやろ?
(出典:興津要『古典落語(続々)』)
類語
・漁師(りょうし)
意味:魚貝類の漁労を職業とする者。(出典:日本大百科全書)
・漁業(ぎょぎょう)
意味:営利を目的として魚介類を捕獲,養殖する産業。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
・海人(かいじん)
意味:海で働く人。漁民。漁夫。あま。(出典:日本国語大辞典)
・ハンター
意味:欲しいものを貪欲にあさり求める人。多く、求める対象の語を冠して用いられる。(出典:日本国語大辞典)
・素潜り(すもぐり)
意味:スキューバなどの潜水具を使用せずに息をこらえて行う潜水(ダイビング)をいう。(出典:日本大百科全書)