天災
「天災に見舞われる」などのように使う「天災」という言葉。
「天災」は、音読みで「てんさい」と読みます。
「天災」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「天災」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
天災の意味
「天災」には次の意味があります。
・地震・台風・雷・洪水など自然現象によってもたらされる災難。(出典:デジタル大辞泉)
「天災」をわかりやすく言うと「自然によってもたらされる災害」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こういう天災のときは、敵も味方も戦争どころではなくなるのだ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!7 つづくオン・マイ・オウン』)
・天災を予知する小動物の本能に似たものが、工藤のなかで働いたようだ。
(出典:山田正紀『火神(アグニ)を盗め』)
・と言うのはこのオヤジも一過性の天災のように扱われていることである。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)
・自分は今度の天災においてこの種の経験をした人が決して少なくないと思う。
(出典:和辻哲郎『地異印象記』)
・新聞に書いてあるように、天災と簡単に片づけてしまうべき事件だろうか。
(出典:横溝正史『呪いの塔』)
類語
・自然災害(しぜんさいがい)
意味:台風・地震・火山噴火など、異常な自然現象が原因となって起こる社会的、経済的な被害。(出典:デジタル大辞泉)
・天罰(てんばつ)
意味:天が下す罰。悪事に対する自然の報い。(出典:デジタル大辞泉)
・厄災(やくさい)
意味:ふりかかってくる不幸なできごと。わざわい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大難(たいなん)
意味:大きな災難。大きな困難、苦しみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・国難(こくなん)
意味:国の災難。国の危難。(出典:デジタル大辞泉)