絶叫
「絶叫マシーン」などのように使う「絶叫」という言葉。
「絶叫」は、音読みで「ぜっきょう」と読みます。
「絶叫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶叫」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
絶叫の意味
「絶叫」には次の意味があります。
・出せるかぎりの声を出して叫ぶこと。また、その叫び。(出典:デジタル大辞泉)
「絶叫」をわかりやすく言うと、「あらん限りの声を上げること」であり、「その叫び声」のことです。
文字で表現すると「キャー」、「ギャー」、「ウォー」などになります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし、遠くまで行かぬうちに、ふたたび地獄のような絶叫が聞こえた。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 2 金星の死者の国』)
・彼はその絶叫をくり返しながら、敏子がいそうな夜の街を歩きまわった。
(出典:半村良『平家伝説』)
・絶叫がおり重なってはるかな大地へひとかたまりになって落ちていった。
(出典:光瀬龍『東キャナル文書』)
・才人は、それを見て覚悟を決めたらしく、涙を流さんばかりに絶叫した。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第18巻 滅亡の精霊石』)
・かれが人家にとびこんだ時、初めてその口から絶叫に似た声がふき出た。
(出典:吉村昭『熊撃ち』)
類語
・悲鳴(ひめい)
意味:苦痛・恐怖などのために声をあげること。また、その声。(出典:デジタル大辞泉)
・叫喚(きょうかん)
意味:大声でわめきさけぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・呼号(こごう)
意味:大声で叫ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・喚声(かんせい)
意味:興奮したり驚いたりしたときに発する叫び声。(出典:デジタル大辞泉)
・金切声(かなきりごえ)
意味:金属を切るとき出る音のように鋭くかん高い声。黄色い声。(出典:精選版 日本国語大辞典)