介入
「介入する余地」などのように使う「介入」という言葉。
「介入」は、音読みで「かいにゅう」と読みます。
「介入」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「介入」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
介入の意味
「介入」には次の意味があります。
・当事者以外の者が入り込むこと。(出典:デジタル大辞泉)
「介入」をわかりやすく言うと「間に割り込むこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この件に関するかぎり絶対に第三者を介入させてはならぬと思ったのだ。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル20] 横溝正史 「病院坂の首縊りの家 下」』)
・好きだけれども、自分と逢っていないときの彼にまで介入したくはない。
(出典:渡辺淳一『メトレス 愛人』)
・この事件には、関係国の公式機関と政府が介入せざるをえなくなった。
(出典:チャペック/樹下節訳『山椒魚戦争』)
・僕の思考はただ僕だけのものであり、他の誰にも介入して欲しくないのさ。
(出典:谷川流『10 涼宮ハルヒの驚愕(前)』)
・遅延を許さないような事態が起こったので、この介入が必要になったのだ。
(出典:E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ4) レンズの子ら』)
類語
・お節介(おせっかい)
意味:余計な世話焼き。かえって邪魔や迷惑になるようなさま。(出典:実用日本語表現辞典)
・仲裁(ちゅうさい)
意味:対立し争っているものの間に入ってとりなし、仲直りをさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・干渉(かんしょう)
意味:他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとする。(出典:デジタル大辞泉)
・調停(ちょうてい)
意味:争いごとにおいて当事者の間に入って仲裁することを指す。(出典:実用日本語表現辞典)
・斡旋(あっせん)
意味:間に入って双方をうまく取り持つこと。(出典:デジタル大辞泉)