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資産とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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資産

「資産形成」などのように使う「資産」という言葉。

「資産」は、音読みで「しさん」と読みます。

「資産」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「資産」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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資産の意味

「資産」には次の二つの意味があります。

1 個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。
2 企業会計で、貸借対照表上の流動資産・固定資産・繰延資産をいう。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

資産の意味①「個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。」

「資産」の一つ目の意味は「個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。」です。

個人や一法人の有形無形財産のことであり、一年以内に現金化することが可能な流動資産と、そうでない固定資産とを合わせて資産といいます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・政府は八百兆円もの資産を勝手に取引に使われているのにやっと気づいた。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)

資産を持つ者はすべてと言ってよいほど、極端な所得の隠蔽いんぺいに努力した。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者2 名誉なき勝利』)

・そして、企業の知識資産のほとんどが未活用だということが指摘されました。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)

資産もあるので、あの爬虫館を建てたとき半分は自分の金を出したんです。
(出典:海野十三『爬虫館事件』)

類語

財産ざいさん
意味:財貨と資産。所有する土地、家屋、家具、金銭、貴金属など。(出典:精選版 日本国語大辞典)

プロパティ
意味:所有物。財産。また、個人・団体・社会などが自由に使用できるものをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

所有物しょゆうぶつ
意味:所持している物。所有権のある物件。(出典:精選版 日本国語大辞典)

身代しんだい
意味:一身に属する財産。(出典:デジタル大辞泉)

資産の意味②「企業会計で、貸借対照表上の流動資産・固定資産・繰延資産をいう。」

「資産」の二つ目の意味は「企業会計で、貸借対照表上の流動資産・固定資産・繰延資産をいう。」です。

将来企業の益となる有形無形財産の概念です。現在実際に所有しているもの以外の、報告上の資産も含めて貸借対照表に計上されます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その目も声も、単に社の資産を案じてのものではなかった。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(全10巻) 機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下)』)

・時価総額をバランスシート上の資産で割った時価比は六・七倍という高さでした
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)

・なかにはよう知らんもんもあるよって、資産の状況を詳しゅう申しますとな。いまの固定資産の評価額ではうちの土地は一ヘクタール平均十八万。
(出典:天藤真『大誘拐』)

・合併比率は対等の精神で行うが、具体的には資産内容や株価をもとに決める。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)

類語

流動資産りゅうどうしさん
意味:企業の所有する資産のうち、現金・預金のほかに、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に現金化または費用化するか、あるいは正常な営業循環過程にある資産。(出典:デジタル大辞泉)

固定資産こていしさん
意味:企業の所有する資産のうち、長期間にわたって使用または利用される資産。(出典:デジタル大辞泉)

繰延資産くりのべしさん
意味:すでに支出された費用ではあるが、その効果が将来に及ぶとされるため、全額を当期の費用とせずに次期以降にも配分する会計処理方法として、経過的に計上される資産。(出典:デジタル大辞泉)

貸借対照表たいしゃくたいしょうひょう
意味:企業の「資産」と「負債」「資本」を対照表示することによって、企業の財政状態を明らかにする報告書。(出典:株式公開用語辞典)

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