側近
「首相は側近の言いなりだ」などのように使う「側近」という言葉。
「側近」は、音読みで「そっきん」と読みます。
「側近」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「側近」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
側近の意味
「側近」には次の意味があります。
・権力者や貴人のそば近く仕えること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
権力のある人のそばに仕え、仕事を補佐している人を指すことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・同意を求めて、国王の側近を見ると、彼は渋い顔をして首を横に振った。
(出典:今野緒雪『スリピッシュ! 4 ひとり歩きの姫君(後編)』)
・それが為、今度は何を思いつくのかと側近達は不安で仕方なかったのだ。
(出典:山田悠介『リアル鬼ごっこ』)
・二条館ではすでに側近の武士が退出し、それぞれの屋敷にもどっていた。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)
・自分の側近を観察しているだけで、そのくらいの見分けはつくだろうに。
(出典:J・M・ディラード/斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック6/未知の世界』)
・だれもその名を知らないが、トルトの側近だということはわかっていた。
(出典:K.H.シェール,クラーク・ダールトン/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 7 六つの月の要塞』)
類語
・侍従(じじゅう)
意味:天皇側近の官。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・近習(きんじゅ)
意味:主君の側近く仕えること。またその人。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・手駒(てごま)
意味:意のままに使う手下(出典:精選版 日本国語大辞典)
・護衛(ごえい)
意味:貴人や要人などにつき添って守ること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・懐刀(ふところがたな)
意味:知謀にたけ、秘密の計画や相談などにあずかる腹心の部下。(出典:精選版 日本国語大辞典)