方式
「生産方式」などのように使う「方式」という言葉。
「方式」は、音読みで「ほうしき」と読みます。
「方式」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「方式」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
方式の意味
「方式」には次の意味があります。
・一定の形式。定まっている手続・やり方。(出典:精選版 日本国語大辞典)
例えば「トヨタの生産方式」は「トヨタの決められた生産の仕方」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・僕はただこの男の変った行為には一定の方式のあることを認めるだけさ。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 六つのナポレオン』)
・いろいろ検討した結果、最終的に私がソニー方式に同調することを決めた。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
・しかしもちろん、私には好きな計算方式を選択する権利はない。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 1』)
・それ以上にトヨタの生産方式と工場運営のノウハウを得ることが出来る。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・ソ連一辺倒でもなくアメリカ一辺倒でもない、日本的方式があるはずだ。
(出典:亀井勝一郎『青春論』)
類語
・流儀(りゅうぎ)
意味:技術・芸能などで、その人や流派に伝わっている手法・様式。(出典:デジタル大辞泉)
・技法(ぎほう)
意味:芸術やスポーツなどで、そのやり方、方法。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スタイル
意味:美術・建築・音楽などについて、ある人、流派、時代などに特有な形式、様式。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ツール
意味:道具としてのはたらきをするもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・手段(しゅだん)
意味:目的を実現するための具体的な方法。(出典:精選版 日本国語大辞典)