従順
「従順な部下」などのように使う「従順」という言葉。
「従順」は、音読みで「じゅうじゅん」と読みます。
「従順」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「従順」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
従順の意味
「従順」には次の意味があります。
・性質・態度などがすなおで、人に逆らわないこと。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「反抗しないで従うこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼はアンドレ・モオヴァルが従順な息子である事を知っていたからである。
(出典:レニエ『燃え上る青春』)
・あなたは私をもうすっかり従順になったものと思っていらっしゃいます。
(出典:ベルナノス『田舎司祭の日記』)
・彼女は昨晩よりももっと従順だったから、それは儀式のように進行した。
(出典:福永武彦『海市』)
・しかし、日本人が従順であるということにもこれは原因しているであろう。
(出典:山田風太郎『戦中派不戦日記』)
・だが自然に従順であるため、自然が彼らに美を保証してくれるのである。
(出典:柳宗悦『工芸の道』)
類語
・素直(すなお)
意味:飾り気がなくありのままであるさま(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大人しい(おとなしい)
意味:性質や態度などが穏やかで従順なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・付従う(つきしたがう)
意味:服従する。配下となる。(出典:デジタル大辞泉)
・遵守(じゅんしゅ)
意味:法律や道徳・習慣を守り、従うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・従う(したがう)
意味:法律・慣習・意見などに逆らわないでそのとおりにする。(出典:デジタル大辞泉)