選択
「テーマを選択する」などのように使う「選択」という言葉。
「選択」は、音読みで「せんたく」と読みます。
「選択」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「選択」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
選択の意味
「選択」には次の意味があります。
・多くのものの中から、よいもの、目的にかなうものなどを選ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
「選択」をわかりやすく言うと「良いものや適当なものを選び取ること」と言う意味になります。
「選」と「択」はどちらも「えらぶ」という意味を持つ漢字です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大学に行ってしまいさえすれば、何を選択するかは自分で決められるわ。
(出典:アン・マキャフリイ『短編集/塔のなかの姫君』)
・君の肉体と精神とは、君自身の選択によって最も有効な姿勢をとるのです。
(出典:岸田国士『あるニュウ・フェイスへの手紙』)
・そしてこの疑問に対する答えは、この詩人の素材の選択の仕方である。
(出典:フロイト/高橋義孝訳『芸術論』)
・選択は、一番近いところにいるものということだけで決めたのである。
(出典:バローズ『火星シリーズ7 火星の秘密兵器』)
・課税はいずれの形においても諸害悪についての一選択であるに過ぎない。
(出典:リカード・デイヴィッド『経済学及び課税の諸原理』)
類語
・採択(さいたく)
意味:いくつかあるものの中から選んで取り上げること。(出典:デジタル大辞泉)
・選考(せんこう)
意味:能力・人柄などをよく調べて適格者を選び出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・選定(せんてい)
意味:多くの中から目的・条件などに合うものを選び定めること。(出典:デジタル大辞泉)
・精選(せいせん)
意味:多くの中から良いものをよりすぐること。えりぬき。(出典:デジタル大辞泉)
・簡抜(かんばつ)
意味:選んで抜き出すこと。より抜くこと。(出典:デジタル大辞泉)