狂喜
「狂喜乱舞した」などのように使う「狂喜」という言葉。
「狂喜」は、音読みで「きょうき」と読みます。
「きょうき」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「狂喜」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
狂喜の意味
「狂喜」には次の意味があります。
・ひどく喜ぶこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「狂喜」をわかりやすく言うと「狂っているように見えるくらい喜ぶこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ハンターズのファンは、十八年ぶりの優勝のチャンスに、狂喜している。
(出典:西村京太郎『消えたエース』)
・事実その通り二千二百グラムの女児が誕生したとき、彼女は狂喜した。
(出典:初野晴『水の時計』)
・彼の顔には、わたしには理解できない狂喜の表情が浮かんでいた。
(出典:クリスティ/能島武文訳『スタイルズ荘の怪事件』)
・私が大ファンであるところの作家友達Fさんからで狂喜して何度も読む。
(出典:角田光代『これからはあるくのだ』)
・その顔には、勝利を目の前にした、狂喜に似た笑いがあった。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 5 離反』)
類語
・歓喜(かんき)
意味:非常によろこぶこと。また、非常なよろこび。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・感喜(かんき)
意味:感激して喜ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・驚喜(きょうき)
意味:思いがけないうれしいことに出会って驚くと同時に喜ぶこと。非常に喜ぶこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・歓喜雀躍(かんきじゃくやく)
意味:非常に喜び楽しみ、こおどりすること。喜びいさむこと。歓喜踊躍。欣喜雀躍。かんきしゃくでき。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・有頂天(うちょうてん)
意味:我を忘れること。夢中になり、他をかえりみないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)