収集
「情報を収集する」などのように使う「収集」という言葉。
「収集」は、音読みで「しゅうしゅう」と読みます。
「収集」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「収集」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
収集の意味
「収集」には次の意味があります。
・いろいろとりあつめること。よせあつめること。また、そのもの。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
目に見えるものはもちろん、目に見えない・形にならないものも対象になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・実はこのあいだ、あの黒い収集車がゴミを集めているところを目撃した。
(出典:半村良『幻視街』)
・映画で使われた小道具を収集したアンティーク屋みたいな部屋だったな。
(出典:霞流一『フォックスの死劇』)
・事件以来ずっとそこに寝ていた君に、どうして証拠の収集ができます。
(出典:江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編2 本格推理II』)
・わたしの収集した情報では、彼のことを見聞した月人も一人もいない。
(出典:ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』)
・戦後に収集された軍事史料・資料が整備されていると耳にしたからである。
(出典:木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』)
類語
・集結(しゅうけつ)
意味:一か所に集まること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・集積(しゅうせき)
意味:集まって積み重なること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・コレクション(これくしょん)
意味:美術品・切手・書籍などを趣味として集めること。
(出典:デジタル大辞泉)
・採集(さいしゅう)
意味:標本・資料などにするために、取って集めること。
(出典:デジタル大辞泉)
・結集(けっしゅう)
意味:ばらばらになっているものを集めて一つにすること。
(出典:デジタル大辞泉)