スキーム
「スキームを構築する」などのように使う「スキーム」という言葉。
英語では「scheme」と表記します。
「スキーム」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「スキーム」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
スキームの意味
「スキーム」には次の意味があります。
・計画。企画案。また、政府や事業体などの施策。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「スキーム」は、一般的なビジネスシーンでは「枠組みを持った計画」という意味で使われます。
政治・経済の分野では「基本構想」を意味することもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてその技術、ビジネススキームは確立されてこの手の中にある。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・現在策定されている住専処理スキームは、十二月十九日の閣議決定に基づき策定されたものである。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(下)』)
・四百円を超える下げを主導したのは銀行株で、自民党が固めた早期健全化スキームが適用されると、大手十九行の大半が債務超過に転落するのではないかと市場は恐れたのである。
(出典:石田衣良『波のうえの魔術師』)
類語
・目論見(もくろみ)
意味:もくろむこと。また、その内容。計画。企て。(出典:デジタル大辞泉)
・ストラテジー
意味:戦略。戦法。(出典:デジタル大辞泉)
・企て(くわだて)
意味:計画を立てること。また、その内容。もくろみ。(出典:デジタル大辞泉)
・計画(けいかく)
意味:事を行うにあたり、その方法や手順などをあらかじめ考えること。(出典:大辞林 第三版)
・構想(こうそう)
意味:これからしようとする物事について骨組みをまとめること。また、その考え。(出典:デジタル大辞泉)