不動産
「不動産売買情報」などのように使う「不動産」という言葉。
「不動産」は、音読みで「ふどうさん」と読みます。
「不動産」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不動産」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不動産の意味
「不動産」には次の意味があります。
・土地およびその定着物(出典:精選版 日本国語大辞典)
「不動産」をわかりやすく言うと「土地と建物」です。
反対語は「動産(どうさん)」で、「不動産以外の物」を意味します。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・やはり四十歳ぐらいで、不動産の関係の仕事をしていて金廻りがいいようだ。恰幅の良い男で、顔の色艶もいい。
(出典:山口瞳『人殺し(上)』)
・不動産というのは、日本では何よりもの財産的地位を占めるのや。
(出典:姉小路祐『動く不動産』)
・不動産の斡旋あつせん業は彼の性格に結構似合っていた。
(出典:原田宗典『人の短篇集』)
・陰気な廊下の突きあたりに「羽山不動産」の看板をかけた部屋があった。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター1 エイリアン秘宝街』)
類語
・財産(ざいさん)
意味:個人や団体などの所有している、金銭・有価証券や土地・家屋・物品などの金銭的な価値のあるものの総称。(出典:デジタル大辞泉)
・資産(しさん)
意味:個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。(出典:デジタル大辞泉)
・固定資産(こていしさん)
意味:事業経営の活動手段として、企業内部で長期間にわたって保有、使用、消耗される財産。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・財団抵当(ざいだんていとう)
意味:財団を目的とする抵当権。(出典:精選版 日本国語大辞典)