威嚇
「威嚇する」などのように使う「威嚇」という言葉。
「威嚇」は、音読みで「いかく」と読みます。
「威嚇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「威嚇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
威嚇の意味
「威嚇」には次の意味があります。
・威力をもっておどすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「威嚇」の「嚇」には「大声を出す」や「おどす」という意味があります。
「威嚇」の対義語は「懐柔(かいじゅう)」という言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし木場は大真面目で、その小さい目は無言をして私を威嚇している。
(出典:京極夏彦 『姑獲鳥の夏』)
・連中は威嚇するばかりで、決して奈緒に近づいてこようとはしなかった。
(出典:小野不由美 『屍鬼 下』)
・茶髪で顔中にピアスをつけた男がスタッフを威嚇するように大声を出す。
(出典:井上堅二 『バカとテストと召喚獣 3. 5』)
・胡散臭さが充分だったが、相手を威嚇するような雰囲気はまるでない。
(出典:森博嗣 『G 1 φは壊れたね』)
・だってあんなの、彼女には威嚇《い かく》にもなりませんからね。
(出典:奈須きのこ 『DDD HandS』)
類語
・威迫(いはく)
意味:威力を示して相手を脅し従わせようとすること。(出典:デジタル大辞泉)
・脅迫(きょうはく)
意味:相手にあることをさせようと、おどしつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・強迫(きょうはく)
意味:あることをするよう無理に要求すること。むりじい。(出典:デジタル大辞泉)
・恫喝(どうかつ)
意味:人をおどして恐れさせること。おどし。(出典:デジタル大辞泉)
・脅嚇(きょうかく)
意味:おどしつけて恐れさせること。(出典:デジタル大辞泉)