神通力
「神通力を持つ」などのように使う「神通力」という言葉。
「神通力」は、音読みで「じんつうりき」と読みます。
「神通力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「神通力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
神通力の意味
「神通力」には次の意味があります。
・超人的な能力。通力(つうりき)。(出典:デジタル大辞泉)
「神通力」は、漢字の意味のとおりに「神」に「通ずる力」として、不可能を可能にする力や不思議な能力を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今の千石撫子は、町くらいならあっさり滅ぼせる神通力を持っている。(出典:西尾維新『物語シリーズ 12 恋物語』)
・男の子は少年に成長し、ある晩、枕元に立った文殊菩薩から神通力を授かる。(出典:霞流一『フォックスの死劇』)
・元大蔵省官僚だけの持つ神通力や特権は、この先の社会でもそうそう消えるわけはない。(出典:幸田真音『傷 邦銀崩壊(下)』)
・猫には神通力があるっていいます。(出典:今邑彩『鋏の記憶』)
・二股に分かれた尻尾には数々の神通力が宿るという言い伝えは、この話が元になっている。(出典:秋山瑞人『猫の地球儀 その1 焔の章』)
類語
・魔法(まほう)
意味:人間の力ではなしえない不思議なことを行う術。(出典:デジタル大辞泉)
・霊力(れいりょく)
意味:魂の力。また、霊妙な力。人知を越えた不可思議な力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・神術(しんじゅつ)
意味:人間わざを超えた不思議な術。(出典:デジタル大辞泉)
・幻術(げんじゅつ)
意味:人の目をくらます、あやしく不思議な術。(出典:デジタル大辞泉)
・超能力(ちょうのうりょく)
意味:人間の力では不可能とされるようなことができる能力。(出典:デジタル大辞泉)