適切
「適切に判断する」などのように使う「適切」という言葉。
「適切」は、音読みで「てきせつ」と読みます。
「適切」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「適切」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
適切の意味
「適切」には次の意味があります。
・状況・目的などにぴったり当てはまること。(出典:デジタル大辞泉)
「適切」をわかりやすく言うと「その場や物事にふさわしいこと」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この能力について適切な説明がされたことは今までに一度もありません。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 二重人間スポック!』)
・姿勢がよいというのを通りこして胸を張っているといったほうが適切だ。
(出典:姫野カオルコ『不倫〈レンタル〉 -処女三部作3』)
・適切な人間が指揮を取る航宙艦には不可能なことはないという事実だな。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 7 小惑星回避作戦』)
・彼は黙っていた。何か言ったほうがいいとは思うのだが適切なことばが何も浮かんでこない。
(出典:姫野カオルコ『バカさゆえ…。』)
・彼らは自分の身体を必要に応じて適切なサイズに変えることができた。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)
類語
・妥当(だとう)
意味:実情によくあてはまっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・適正(てきせい)
意味:適当で正しいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・然るべく(しかるべく)
意味:適当に。いいように。よろしく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・よしなに
意味:よいように。不都合が生じないように。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・十分(じゅうぶん)
意味:気持や気分が満ちたりて何ひとつ不足のないこと(出典:精選版 日本国語大辞典)