究極
「究極を目指す」などのように使う「究極」という言葉。
「究極」は、音読みで「きゅうきょく」と読みます。
「究極」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「究極」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
究極の意味
「究極」には次の意味があります。
・物事をつきつめ、きわめること。また、その最後の到達点。(出典:デジタル大辞泉)
「究極」を分かりやすく言うと、「特定領域において、これ以上ないレベルに到達すること」や「特定分野の最高点に行きつくこと」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・逆にこの究極の権威によつて筋目の各段階は権威づけられるわけである。
(出典:唐木順三『千利休』)
・絶望する気持ちはとても美しいもので、それはひとつの究極の芸術であると。
(出典:岩田洋季『月の盾』)
・わたくしはそれを心理学が到達し得る最究極の目標としたのである。
(出典:フロイト/生松敬三訳『フロイト自伝』)
・物を測ることは究極においては物を支配しようとすることである。
(出典:高田誠二『単位の進化』)
・そうして三十分もぼんやりするのが、おれには究極のヒーリングだった。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第3巻 骨音』)
類語
・最高(さいこう)
意味:物事が最も望ましい状態にあること。この上なくすばらしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・至高(しこう)
意味:この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・極点(きょくてん)
意味: 物事が到達できる最終的な点。物事の度合いの最も高まったところ。(出典:デジタル大辞泉)
・至上(しじょう)
意味:この上もないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・極限(きょくげん)
意味:物事の限度ぎりぎりのところ。(出典:デジタル大辞泉)