不適切
「不適切な発言」などのように使う「不適切」という言葉。
「不適切」は、音読みで「ふてきせつ」と読みます。
「不適切」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不適切」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不適切の意味
「不適切」には次の意味があります。
・適切でないこと。その場面や状況、常識などにそぐわないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「不適切」をわかりやすく言うと「その場や状況などにふさわしくないこと」という意味です。
例えば、お葬式に派手な服装で行くのは、お葬式という場所にふさわしくないので「不適切」ということになります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・不適切な部分は指摘していただき、双方協議の上訂正すべきは訂正する。
(出典:原登『村 の 名 前』)
・この資料庫にはオンライン化が不適切と判断された資料が格納されている。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 6 横浜騒乱編 <上>』)
・あなたの数多くの不適切な行為をホグワーツの生徒のせいにはさせません。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 7 ハリー・ポッターと死の秘宝』)
・意思の疎通に僕たちの言語では不適切らしいという発見は大きな一歩だよ。
(出典:谷川流『10 涼宮ハルヒの驚愕(前)』)
・それとも好ましくないもの、不適切なものとして捉えているのだろうか。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)
類語
・不適(ふてき)
意味:適さないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不一致(ふいっち)
意味:一致しないこと。ぴったりと合わないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不和(ふわ)
意味:仲が悪いこと。仲たがい。(出典:デジタル大辞泉)
・不相応(ふそうおう)
意味:つりあいがとれていないこと。ふさわしくないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不釣合い(ふつりあい)
意味:つりあわないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)