思想家
「ユートピア思想家」などのように使う「思想家」という言葉。
「思想家」は、音読みで「しそうか」と読みます。
「思想家」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「思想家」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
思想家の意味
「思想家」には次の意味があります。
・人生、社会などに対して、深く豊富な思想を有する人。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「思想家」をわかりやすく言うと「様々な問題を研究し、深く考察する人」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これは中国の戦国時代の思想家・孟子のエピソードから始まっている。
（出典：阿刀田高『詭弁の話術』）
・そうはいっても、同時代には無視するわけにはいかない思想家がいる。
（出典：今村仁司『増補 現代思想のキイ・ワード』）
・ただ偉大な思想家のみはそのことを行動人よりも深く知っている。
（出典：三木清『人生論ノート』）
・あたしは今の日本の、政治家にも思想家にも芸術家にも誰にもたよる気がしません。
（出典：野原一夫『太宰治 生涯と文学』）
・荘子という人は中国の長い歴史の中でも最も天才的な思想家であると私は思います。
（出典：湯川秀樹『この地球に生れあわせて』）
類語
・哲学者（てつがくしゃ）
意味：哲学を研究する科学者。（出典：Wiktionary日本語版）
・思索家（しさくか）
意味：思索する人。物事の筋道をたてて深く考える人。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・思考（しこう）
意味：経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。（出典：デジタル大辞泉）
・宗教家（しゅうきょうか）
意味：教義を修得したり修行を積んだりして、布教活動や教団・施設の管轄などを務めとする人。（出典：デジタル大辞泉）
・心理学（しんりがく）
意味：生物体の意識や行動を研究する学問。（出典：デジタル大辞泉）
