未知数
「この試合の勝敗は未知数である」などのように使う「未知数」という言葉。
「未知数」は、音読みで「みちすう」と読みます。
「未知数」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「未知数」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
未知数の意味
数学的な意味合い「未知数」には次の意味があります。
・将来どうなるか、今は予想のつかないこと。(出典:デジタル大辞泉)
数学的な意味合いもありますが、日常的に使う「未知数」の意味はこちらです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし百貨店の可能性がまだどれほど残されているかは未知数である。
(出典:寺田寅彦『夏』)
・将来はどれほど巨大な存在に成長するか、未知数といわねばならない。
(出典:田中芳樹『タイタニア2-暴風編』)
・彼女が交際の申し込みを承諾してくれるかどうかは、まったく未知数だ。
(出典:縞田理理『霧の日にはラノンが視える4』)
・疲れきった今の真九郎に、力が未知数のルーシーを相手にすることなど不可能。
(出典:片山憲太郎『紅 第2巻 ~ギロチン~』)
・一が明らかになれば二と三の未知数もおのずから明らかにされるだろう。
(出典:森村誠一『殺人の組曲』)
類語
・不明(ふめい)
意味:あきらかでないこと。はっきりしないこと。よくわからないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・未詳(みしょう)
意味:まだ、はっきりとわかっていないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不詳(ふしょう)
意味:つまびらかでないこと。くわしくわからないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不明(ふめい)
意味:あきらかでないこと。はっきりしないこと。よくわからないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不明瞭(ふめいりょう)
意味:はっきりと見えないこと。明らかでないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)