加齢臭
「加齢臭が気になる年齢」などのように使う「加齢臭」という言葉。
「加齢臭」は、音読みで「かれいしゅう」と読みます。
「加齢臭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「加齢臭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
加齢臭の意味
「加齢臭」には次の意味があります。
・中高年に特有の体臭。男女差はなく、加齢とともに増加する。皮脂中に脂肪酸が増え、ノネナールができることが原因。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば、漢字の通り「加齢による臭い」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・タバコの臭いと加齢臭が混じり合い、染みついていた。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・実際、阿藤はえのき氷を食べ続けたら加齢臭がなくなったという。
(出典:ヒキタクニオ『消し屋A』)
・加齢臭対策としてノネナール等を生成する細菌を殺菌する目的の石鹸類も販売されている。
(出典:ヒキタクニオ『消し屋A』)
・団塊世代と呼ばれた4人のオヤジが加齢臭によって、若い女性や子供、そして家族からも 煙たがれる生活に悩んでいた。
(出典:歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』)
・「人に媚びるような態度、おじさんみたいな加齢臭、まったく話にならない」 と酷評された。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第2巻』)
類語
・悪臭(あくしゅう)
意味:いやなにおい。不快なにおい。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・激臭(げきしゅう)
意味:非常に刺激の強いにおい。
(出典:デジタル大辞泉)
・親父臭(おやじしゅう)
意味:主に中年男性に対する語。
(出典:デジタル大辞泉)
・異臭(いしゅう)
意味:へんなにおい。いやなにおい。不快なにおい。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・刺激臭(しげきしゅう)
意味:つんつんと鼻を刺激する、いやなにおい。
(出典:デジタル大辞泉)