知性
「知性を持つ」などのように使う「知性」という言葉。
「知性」は、音読みで「ちせい」と読みます。
「知性」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「知性」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
知性の意味
「知性」には次の意味があります。
・物事を知り、考え、判断する能力。特に心理学で、人間の精神の三作用のうち、感情・意志に対して、いっさいの知的作用を営む能力をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
非常にわかりやすく言えば「頭の良さ」「頭脳の優秀さ」を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・作られたものがあるということは、知性のある生物がいるということだ!
(出典:フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』)
・言語とか概念とか数とかは、そのような知性の道具と見られるであろう。
(出典:三木清『哲学入門』)
・習慣は單に自然的なものでなく、すでに知性的なものの一つの形である。
(出典:三木清『人生論ノート』)
・知性のかけらでも持っている人間なら、みんなそのことは承知している。
(出典:クイーン/真野明裕訳『七匹の黒猫』)
・なにか邪悪な知性を持ったものが、自分を見張っているような気がする。
(出典:ベレアーズ『(ルイスと魔法使い協会7)魔法博物館の謎(TXT)』)
類語
・理性(りせい)
意味:感情に走らず、道理に基づいて考えたり判断したりする能力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・思考(しこう)
意味:考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。(出典:デジタル大辞泉)
・真理(しんり)
意味:ほんとうのこと。まことの道理。真実のこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・インテリジェンス
意味: 知性。理知。理解力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ウィット
意味:気のきいた会話や文章などを生み出す才知。機知。とんち。(出典:デジタル大辞泉)