説得
「相手を説得する」などのように使う「説得」という言葉。
「説得」は、音読みで「せっとく」と読みます。
「説得」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「説得」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
説得の意味
「説得」には次の意味があります。
・よく話して、相手に納得させること。(出典:デジタル大辞泉)
「説得」を分かりやすく言うと、「よく説明することで相手に分からせること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし僕はいまでも、それが最も説得力のある解釈だと思っているがね。
(出典:ウェルズ/新庄哲夫訳『タイム・マシン』)
・同時に、その言葉には相手の女性を十分説得させるだけの重みがあった。
(出典:上野正彦『死体は語る』)
・そうじゃないと説得しようにも、こっちはなんの証拠も持ってはいない。
(出典:ガードナー/池央耿訳『緋の接吻』)
・説得はするだけ無駄だし、かと言って殺してしまうわけにもいかない。
(出典:クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』)
・遂に妻を説得して、レコードを買うために時計を質屋に入れたりもした。
(出典:五味康祐『五味康祐オーディオ遍歴』)
類語
・勧説(かんせつ)
意味:ある行為をするように説くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・説諭(せつゆ)
意味:事の道理をわけていいきかせる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・切言(せつげん)
意味:相手のために熱心に説くこと。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・訓誡(くんかい)
意味:物事の是非、善悪などを教えさとして、いましめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勧誘(かんゆう)
意味:あることをするように勧めて誘うこと。(出典:デジタル大辞泉)