警戒
「警戒を強める」などのように使う「警戒」という言葉。
「警戒」は、音読みで「けいかい」と読みます。
「警戒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「警戒」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
警戒の意味
「警戒」には次の意味があります。
・危険や災害に備えて、あらかじめ注意し、用心すること。(出典:デジタル大辞泉)
「警戒」を分かりやすく言うと、「自らが被害を受けることが想定される事象に対し、それが起こらないように準備すること」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・当局はこういう方面のことについては、たいへん警戒をしているのです。
(出典:海野十三『爆薬の花籠』)
・獣に近づくといふことは、人間として最も警戒すべきことであります。
(出典:岸田国士『文芸の側衛的任務』)
・三日の夜などは暴風雨のなかを千余名の警官が徹夜で警戒にあたった。
(出典:大鹿卓『渡良瀬川』)
・その警戒の眼をくぐり抜けるには、暗くなるのを待たなければならない。
(出典:岡本綺堂『兜』)
・花は決して人を警戒しない。
(出典:ルナール・ジュール『博物誌』)
類語
・用心(ようじん)
意味:心をくばること。気をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・注意(ちゅうい)
意味:気をつけること。気をくばること。(出典:デジタル大辞泉)
・忠告(ちゅうこく)
意味:まごころをこめて相手の欠点や過ちを、戒めさとすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・自重(じちょう)
意味:自分の健康に注意し、大切にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・防衛(ぼうえい)
意味:他からの攻撃に対して、防ぎ守ること。(出典:デジタル大辞泉)