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馬の耳に念仏とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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馬の耳に念仏

「何を言っても馬の耳に念仏である」などのように使う「馬の耳に念仏」という言葉。

「馬の耳に念仏」は「うまのみみにねんぶつ」と読みます。

「馬の耳に念仏」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「馬の耳に念仏」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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馬の耳に念仏の意味

「馬の耳に念仏」には次の意味があります。

・馬にありがたい念仏を聞かせても無駄である。いくら意見をしても全く効き目のないことのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

「馬の耳に念仏」とは「馬にどんなありがたい念仏を唱えても理解できないので意味がない」のと同じように「聞く耳をもたない人に何を言っても意味がない」という意味のことわざです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・きみに今こんな原理の話なんかしたって、馬の耳に念仏ってやつだ。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』)

・こんな言葉も、あんたにとっては馬の耳に念仏だろうな。
(出典:ディック/仁賀克雄訳『人間狩り ―ディック短編集』)

馬の耳に念仏とでもいうか、営業マンたちから気魄や覇気が伝わってこないのだ。
(出典:高杉良『勇気凜々』)

・それに彼女らときたら、ロシア文学の話などまるで馬の耳に念仏だ。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(上)』)

・しかも、どんなに忠告しても、半助には馬の耳に念仏である。
(出典:山田風太郎『伊賀の聴恋器』)

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類語

・豚に真珠(ぶたにしんじゅ)
意味:豚に真珠を与えても意味がない。価値のわからない者に貴重なものを与えても何の役にもたたないことのたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

・犬に論語(いぬにろんご)
意味:どんな道理を説き聞かせても効果がなく、むだであることのたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・猫に小判(ねこにこばん)
意味:貴重なものを与えても、本人にはその値うちがわからないことのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

・馬耳東風(ばじとうふう)
意味:馬の耳は東風が吹いても感じないということから、人の言うことに耳をかさないで、聞き流すこと。(出典:四字熟語を知る辞典)

・暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
意味:少しも手ごたえや張り合いがないことのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

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