バーチャル
「バーチャル体験」などのように使う「バーチャル」という言葉。
英語では、「virtual」と表記します。
「バーチャル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「バーチャル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
バーチャルの意味
「バーチャル」には次の意味があります。
・ 実体を伴わないさま。仮想的。疑似的。(出典:デジタル大辞泉)
「物理的に存在しない仮想の」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・みんな小説で読んだり映画で観たりしただけのバーチャルな体験だ。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・バーチャルゲームの中なら、僕はヒーローだったはずなのに。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第1巻 黒雪姫の帰還』)
・彼女が自然に「街」と言ったのが、つまりはネット上のバーチャルな場のことである。
(出典:森博嗣『G 7 目薬αで殺菌します』)
・バーチャルな恋愛がつまらないとか、ストレスのはけ口だとか言いたいわけではない。
(出典:山本文緒『結婚願望』)
・SAO出身者は、リアルとバーチャルを混同しがちなのかもしれない。
(出典:九里史生『SAO-Web-0407-第八章2』)
類語
・仮想(かそう)
意味:実際にはない事物を、仮にあるものとして考えてみること。(出典:デジタル大辞泉)
・空虚(くうきょ)
意味:物事に実質的な内容や価値のないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・仮想現実(かそうげんじつ)
意味:コンピューターを用いて人工的な環境を作り出し、あたかもそこにいるかのように感じさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・幻影(げんえい)
意味:感覚の錯誤によって、実際には存在しないのに、存在するかのように見えるもの。(出典:デジタル大辞泉)
・見掛(みせかけ)
意味:実際はそうでないのに、それらしく見えるようにする。(出典:精選版 日本国語大辞典)