怠惰
「怠惰な人」のようにある状態を示す言葉である「怠惰」
「たいだ」と読みます。
漫画やアニメなどで使われることも多い言葉なので聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
しかし、日常生活ではあまり耳にしない言葉でもあるので意味はよくわからないという人も多いと思います。
この記事では「怠惰」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
怠惰の意味
「怠惰」には次の意味があります。
・なまけること。なまけてだらしないこと。また、そのさま。 (出典:大辞林 第三版)
怠惰とは「やらなくてはならないことをさぼっている状態ややっていないこと」を意味しているんですね。
「怠惰な人」だとなまけている人という意味になります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・ここで甘い対応をして、怠惰な子になっては困るという気持ちもあった。
(出典:江川紹子『私たちも不登校だった』)
・しかし今度の場合、ここで諦めてしまうことはあまりに怠惰な気がした。
(出典:結城昌治『死者と栄光への挽歌』)
・怠惰な様子ですいすいと何台かの車を追いこすと実に気分がいいものだ。
(出典:アダムス/風見潤訳『銀河ヒッチハイクガイド』)
・お化粧台の前にいつまでもじっとしていたのも、単なる怠惰からであった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・一日を思う存分怠惰に過ごしたとしても誰にも咎とがめられない休日なのだ。(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス11 インパクト・ガールズ』)
・長い間忙しい仕事をしてきたあとの身体は怠惰な愉たのしみを望んでいる。
(出典:松本清張『黒の様式』)