デパート
「デパートで買い物する」などのように使う「デパート」という言葉。
デパートは「デパートメントストア」の略語です。
「デパート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「デパート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
デパートの意味
「デパート」には次の意味があります。
・大きな店舗を構え、あらゆる種類の商品を陳列・販売する大経営式の総合小売店。(出典:精選版 日本国語大辞典)
スーパーマーケットに比べ、比較的高価格帯の商品を扱っていることが一般的です。
大正時代に生まれた「デパートメント」の形が定着せず、昭和初期に「デパート」の形が普及したと言われています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これは同じものであって、若い二人がデパートで買ってきたものである。
(出典:山口瞳『酔いどれ紀行』)
・イタリアのデパートなんていうのも、どんなものだかちょっと気になる。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 17 チャオ ソレッラ!』)
・デパートの異性へのおくりものコーナーにでもつとめているのだろうか。
(出典:星新一『おみそれ社会』)
・僕たちは火の海に包まれたデパートの地下に閉じ込められてしまったぞ!
(出典:平坂読『ホーンテッド! 1』)
・デパートで探しても、こういう形状の品物はなかなか売ってないだろう。
(出典:梅原克文『カムナビ(上)』)
類語
・アウトレットモール
意味:複数のアウトレットストアを中心につくられたショッピングセンター。(出典:デジタル大辞泉)
・商業施設(しょうぎょうしせつ)
意味:商業を目的とした施設。特に、デパートやショッピングセンターなど、比較的大型の小売店をさす。 (出典:デジタル大辞泉)
・百貨店(ひゃっかてん)
意味:多種類の商品を大きな売場の中で各部門に分けて販売する大規模な小売店。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・万屋(よろずや)
意味:生活に必要ないろいろな品物を売っている店。(出典:デジタル大辞泉)
・商家(しょうか)
意味:商人の家。商人の店。(出典:精選版 日本国語大辞典)