排斥
「外国人を排斥する」などのように使う「排斥」という言葉。
「排斥」は、音読みで「はいせき」と読みます。
「排斥」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「排斥」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
排斥の意味
「排斥」には次の意味があります。
・ 押しのけること。しりぞけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
人や物、思想に対して好ましくない感情をもち、排除する場合に用いられます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人は理解できないものを排斥しようとしたり遠ざかろうとしたりするものだ。(出典:沖田雅『先輩とぼく 00』)
・彼の行く手に立ち塞がるものは、ことごとく排斥されねばならないのだ。(出典:流星香『プラパ・ゼータ 2 天空の魔法陣』)
・一般的教養と専門とは排斥し合うものでなく、むしろ相補わねばならぬものである。(出典:三木清『如何に読書すべきか』)
・人々はよく、芸術や信仰に就いて、概念的なものを排斥せねばならぬ、というようなことを口にする。(出典:戸坂潤『イデオロギー概論』)
・イギリスでもドイツ嫌いの国民感情が高まり、なんでもドイツ的なものはすべて排斥されるようになった。(出典:山下丈『ブルー・ブラッド ―ヨーロッパ王家の現代』)
類語
・排除(はいじょ)
意味:おしのけてそこからなくすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・駆除(くじょ)
意味:害を与えるものを追い払うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・駆逐(くちく)
意味:追い払うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・放逐(ほうちく)
意味:その場所や組織から追い払うこと。追放。(出典:デジタル大辞泉)
・除去(じょきょ)
意味:じゃまなものをのぞき去ること。取りのけること。(出典:デジタル大辞泉)