センセーショナル
「センセーショナルな新聞記事。」などのように使う「センセーショナル」という言葉。
英語では「sensational」と表記します。
「センセーショナル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「センセーショナル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
センセーショナルの意味
「センセーショナル」には次の意味があります。
・世間の興味を引いたり、世間をあっといわせたりするさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
良い印象でも悪い印象でも、扇情的なものであれば「センセーショナル」という言葉が使用されます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・街頭売りがほとんどで、通勤者などにはかなり読まれている。そういう新聞の常としてセンセーショナルに書き立てるのが特徴だった。
(出典:松本清張『絢爛たる流離』)
・全事件に関する、非常にセンセーショナルで派手な描写が二段を占めていた。
(出典:ドイル/鈴木幸夫,鮎川信夫,内田庶,中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』)
・ボクのメディアデビューはセンセーショナルな伝染病患者としてだった。
(出典:リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』)
・それでも校内での自殺以上にセンセーショナルなことなど十代の若者にはそうはない。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』)
・この場合の犯人は、姉の麻貴というセンセーショナルなものだった。
(出典:吉村達也『観音信仰殺人事件』)
類語
・扇情的(せんじょうてき)
意味:感情や情欲をあおりたてるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・衝撃的(しょうげきてき)
意味:心を強く動かされるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ショッキング
意味:精神的ショックを感じさせるさま。驚くべきさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)