努める
「勉学に努める」などのように使う「努める」という言葉。
「努める」は、訓読みで「つとめる」と読みます。
「努める」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「努める」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
努めるの意味
「努める」には次の意味があります。
・精を出して仕事をする。努力して事を行う。(出典:デジタル大辞泉)
「こらえる」という意味で使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その他かかる文句をいろいろに並べて両親を安心させようと努めている。
(出典:小出楢重『大切な雰囲気』)
・話す人は言葉の技術によって相手を心の一定の状態におくように努める。
(出典:三木清『解釈学と修辞学』)
・この前置きが何を言わんとしているのかを、はっきりさせようと努めた。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』)
・人間は悪くなろうと努めたとて、それで悪くなれるものではありません。
(出典:倉田百三『出家とその弟子』)
・刑事に反応を見られまいとして努めれば努めるほど、顔が強張ってくる。
(出典:森村誠一『山の屍』)
類語
・トライ
意味:試みること。(出典:デジタル大辞泉)
・企てる(くわだてる)
意味:計画を立てる。計画を試みる。または、実行しようとする。(出典:デジタル大辞泉)
・試みる(こころみる)
意味:実際に効力・効果などをためすために行う。ためしにやってみる。(出典:デジタル大辞泉)
・挑む(いどむ)
意味:こちらから戦い・けんかなどをしかける。挑戦する。(出典:デジタル大辞泉)
・仕える(つかえる)
意味: 目上の人のそばにいて、その人に奉仕する。(出典:デジタル大辞泉)