事後
「事後報告」などのように使う「事後」という言葉。
「事後」は、音読みで「じご」と読みます。
「事後」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「事後」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
事後の意味
「事後」には次の意味があります。
・物事が起こったあと。また、物事が済んだあと。(出典:デジタル大辞泉)
物事の終わりのことを総称して表す言葉で、事後の後に名詞を付けその名詞の終わりの事を表すこともできます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・みんながみんなあいつのことで事後処理をやっている気がしてならない。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・何が起きていたのか理解したのはたいていが事後で、それが今だ。
(出典:谷川流『10 涼宮ハルヒの驚愕(前)』)
・得られた情報によっては彼女に事後報告してもいいと思った。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・本人はそれでめでたく幸福になったが、朝廷としては事後処理の必要がある。
(出典:田中芳樹『紅塵』)
・そうすれば事後だが知識で味を回想しつつ追体験することができる。
(出典:開高健『新しい天体』)
類語
・以後(いご)
意味:これから先。今からのち。(出典:デジタル大辞泉)
・その後(そのご)
意味:その後。(出典:デジタル大辞泉)
・後(あと)
意味:ある時点からのち。(出典:デジタル大辞泉)
・以降(いこう)
意味:ある時からのち。(出典:デジタル大辞泉)
・直後(ちょくご)
意味:物事の起こったり行われたりしたすぐあと。(出典:デジタル大辞泉)