最期
「最期の瞬間」などのように使う「最期」という言葉。
「最期」は、音読みで「さいご」と読みます。
「最期」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「最期」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
最期の意味
「最期」には次の意味があります。
・命の終わるとき。死にぎわ。臨終。(出典:デジタル大辞泉)
「ご」は「期」の呉音(ごおん=古代日本へ朝鮮から渡来した漢字音)です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして父自身も最期を母と同じ放射線科で迎えることになったのである。
(出典:山本道子『ベティさんの庭』)
・貴方はすぐに忘れてしまうだろうけど、わたしは最期まで覚えているわ。
(出典:奈須きのこ『Fate/hollow ataraxia 本編のみ ver1.00ルビあり』)
・道子にすれば、父の最期を見届けたいという思いがあったかもしれない。
(出典:山口瞳『人殺し(上)』)
・この瞬間が最期になるなら、俺の命が燃え尽きてももう悔いはなかった。
(出典:九里史生『SAO-Web-2』)
・図らずも迎えた最期まで息子を気にかけていた斉木も浮かばれるだろう。
(出典:有川浩『空の中』)
類語
・終焉(しゅうえん)
意味:生命が終わること。(出典:デジタル大辞泉)
・終幕(しゅうまく)
意味: 物事が終わること。(出典:デジタル大辞泉)
・終局(しゅうきょく)
意味:物事の結末がつくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・御仕舞(おしまい)
意味:終わること。(出典:デジタル大辞泉)
・末期(まっき)
意味:終わりに近いころ。(出典:デジタル大辞泉)