ワードローブ
「ワードローブを開ける」などのように使う「ワードローブ」という言葉。
英語では「wardrobe」と表記します。
「ワードローブ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ワードローブ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ワードローブの意味
「ワードローブ」には次の意味があります。
・衣装戸棚。洋服だんす。また、個人の持ち衣装。(出典:デジタル大辞泉)
住宅関連用語としては「洋服だんす」、ファッション用語としては「個人の持っている衣装全体」や「衣装の組み合わせ」という意味で使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ワードローブを開けると、そこにおいてあったはずの着物もバッグもない。
(出典:渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』)
・ワードローブの中に吊した、いかにも値の張りそうな服が三十着。
(出典:矢作俊彦『リンゴォ・キッドの休日』)
・わたしのワードローブには、高価でないもの、また高価であることがわからないものは一枚もない。
(出典:タニス・リー『銀色の恋人』)
・今年のお盆に、母上がお金を下さり、重宝な箪笥とワードローブを買った。
(出典:宮本百合子『小さき家の生活』)
・放置されていた品は、備えつけのワードローブに数着の衣類、および旅行バッグの中のこまごました身のまわりの品である。
(出典:森村誠一『ファミリー』)
類語
・衣装戸棚(いしょうとだな)
意味:衣類を入れる戸棚。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・洋服箪笥(ようふくだんす)
意味:洋服をつるして入れるように作ったたんす。(出典:デジタル大辞泉)
・クロゼット
意味:衣類などを入れる戸棚。(出典:デジタル大辞泉)
・衣類(いるい)
意味:着るもの。着物。衣服。(出典:デジタル大辞泉)
・衣装(いしょう)
意味:着物。衣服。(出典:デジタル大辞泉)