マジョリティ
「サイレントマジョリティ」などのように使う「マジョリティ」という言葉。
英語では「majority」と表記します。
「マジョリティ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「マジョリティ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
マジョリティの意味
「マジョリティ」には次の意味があります。
・大多数。過半数。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「サイレントマジョリティ」は「静かな多数派」という意味の言葉で、積極的に発言したりせず、表にはでてこない多くの人々のことです。
「サイレント(silent)」は「静かな」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・社会のマジョリティから距離をとること、群れないこと、かっこよさとはここにかかっている。
(出典:鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ―ファッション考現学』)
・おしゃれ、ダンディ。それは、社会のマジョリティへの距離感といってもいいかもしれない。
(出典:鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ―ファッション考現学』)
・ウチの妹の趣味って、マイノリティだとばかり思ってたんだけど、オタクの間では意外とマジョリティなのか?
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第2巻』)
・この個人がまとめられてアメリカ社会としてひとつになると、個人は個人ではなくなり、マジョリティというひとつのあたらしい怪物となる。
(出典:片岡義男『エルヴィスから始まった』)
・ダナはマジョリティだが、他の種族全てを合わせたほど多くはない。
(出典:縞田理理『霧の日にはラノンが視える2』)
類語
・多数派(たすうは)
意味: 属する人数の多い方の派。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・サイレントマジョリティ(silent majority)
意味:声高に自分の政治的意見を唱えることをしない一般大衆。(出典:デジタル大辞泉)
・大多数(だいたすう)
意味:ある範疇に含まれる数が、全体にほとんど近い数であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・過半数(かはんすう)
意味:全体の半分を越えた数。(出典:精選版 日本国語大辞典)