キャスティング
「映画のキャスティング」などのように使う「キャスティング」という言葉。
「キャスティング」は、英語で「casting」と表記します。
「キャスティング」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「キャスティング」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
キャスティングの意味
「キャスティング」には次の意味があります。
・ 演劇・映画などで、役を振り当てること。配役。(出典:デジタル大辞泉)
この他、キャスティングには「釣りで、釣り糸を投げ込むこと」という意味もあります。
どちらの意味で使われているかは、文脈をみて判断しましょう。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・見た目と地だけでキャスティングされたとは、今の今まで知らなかった。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 19 イン ライブラリー』)
・だから彼らをキャスティングした時点で、短期間での撮影が目に見えた。
(出典:古沢良太,相田冬二『キサラギ』)
・人数が足りないとはいえ、キャスティングをあやまったような気がした。
(出典:小林信彦『紳士同盟ふたたび』)
・稲川淳二さんのキャスティングについて誰も文句ないんではなかろうか。
(出典:大槻ケンヂ『のほほん雑記帳』)
・そのひとつが、彼らが完成させようとしていた映画のキャスティングにあった。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー5 「ナイルの甲虫」殺人事件』)
類語
・配役(はいやく)
意味:演劇・映画などで、出演者に役を割り当てること。また、その役。(出典:デジタル大辞泉)
・役付(やくづけ)
意味:役を割り当てること。割り当てた役を記すこと。また、その記したもの。役人付。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・割り当て(わりあて)
意味:割り当てること。また、割り当てたもの。割り前。(出典:デジタル大辞泉)
・役回り(やくまわり)
意味:割り振られた役。役の回りあわせ。(出典:デジタル大辞泉)
・役割(やくわり)
意味:演劇などで、それぞれに役を割り当てること。また、その割り当てられた役。(出典:精選版 日本国語大辞典)