処理
「ごみ処理場」などのように使う「処理」という言葉。
「処理」は、音読みで「しょり」と読みます。
「処理」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「処理」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
処理の意味
「処理」には次の意味があります。
・物事を取りさばいて始末をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
主体となる人物が、最後まで責任をもって取り組むというニュアンスも含まれています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は不幸を聞いて、自分でなんとか処理しようと出向いてきたのだった。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』)
・まごついていてはわたしはどうして事務を処理することが出来ましょう?さあさあ、お互に頭を明晰にしましょう。
(出典:ディケンズ・チャールズ『二都物語』)
・何かがおこったら、処理してくれるだろうが、問題は何もないと思うね。
(出典:ブロック『アーカム計画』)
・途中の処理方法などは略してしまって、最後の結果にのみ重きをおいた。
(出典:三上義夫『文化史上より見たる日本の数学』)
・この処理費というものはどういう風にしてどこへつかわれるものなのだろう。
(出典:宮本百合子『偽りのない文化を』)
類語
・取り計らう(とりはからう)
意味:物事がうまく運ぶように考えて処理をする。(出典:デジタル大辞泉)
・片づける(かたづける)
意味:物を、適当な場所にきちんと入れ納める。(出典:デジタル大辞泉)
・始末(しまつ)
意味:物事に決まりをつけること。(出典: 精選版 日本国語大辞典)
・対処(たいしょ)
意味:ある事柄・状況に合わせて適当な処置をとること。(出典:デジタル大辞泉)
・処分(しょぶん)
意味:取り扱いを決めて物事の決まりをつけること。(出典:デジタル大辞泉)