国境
「国境を越える」などのように使う「国境」という言葉。
「国境」は、音読みで「こっきょう」と読みます。
「国境」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「国境」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
国境の意味
「国境」には次の意味があります。
・国と国との境。(出典:デジタル大辞泉)
人為的に決定される、国同士の境目のことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただソ連側が主張する国境線への進出を急いだだけであるかもしれない。
(出典:五味川純平『ノモンハン(下)』)
・夜の明けるころにはモデーナ領の国境を越えてもう身の安全を得ていた。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』)
・皇帝たちは、ぼくたちの通ってきた、国境へ出る道を引き返していった。
(出典:ルブラン/大友徳明訳『オルヌカン城の謎』)
・その点にふれて見れば、女の悲しみに国境なしとさえいえる有様である。
(出典:宮本百合子『日本の秋色』)
・ことに交通路として国境の峠道を越える歌に感慨の深いものがあります。
(出典:久松潜一『万葉集入門』)
類語
・国界(こっかい)
意味:国と国とのさかい。くにざかい。国境。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ボーダー
意味:国境。また、境界。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・境目(さかいめ)
意味:ある土地、場所などの区切りとなるところ。際目。境界。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・境域(きょういき)
意味:土地のさかい。また、境界内の土地。(出典:デジタル大辞泉)
・区画(くかく)
意味:土地などをいくつかの部分に区切ること。(出典:デジタル大辞泉)