基準
「採用基準がはっきりしない」などのように使う「基準」という言葉。
「基準」は、音読みで「きじゅん」と読みます。
「基準」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「基準」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
基準の意味
「基準」には次の意味があります。
・物事の基礎となるよりどころ。また、満たさねばならない一定の要件。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「土台となる水準や平均的な要件」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし明確な判定基準がないため、講師の感じ方で判断せざるをえない。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ-第1話』)
・何を基準に自分の身体を動かしていいのかわからなくなっていた。
(出典:村田沙耶香『コンビニ人間』)
・一見、何のルールもないようで、彼女の中では明確な基準があるのだろう。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 28 フレーム オブ マインド』)
・これはわたしのなかに今までなかった価値基準かもしれないぞ。
(出典:山崎マキコ『ためらいもイエス』)
・スケールの基準になるものがないので、その大きさがわからないのだ。
(出典:夢枕獏『悪夢喰らい』)
類語
・尺度(しゃくど)
意味:計量の標準。また、判断・評価などの基準。(出典:デジタル大辞泉)
・物差(ものさし)
意味:物事を評価するときの基準。尺度。(出典:デジタル大辞泉)
・標準(ひょうじゅん)
意味:判断のよりどころや行動の目安となるもの。基準。(出典:デジタル大辞泉)
・規範(きはん)
意味:行動や判断の基準となる模範。手本。(出典:デジタル大辞泉)
・規格(きかく)
意味:物事の基準となる、社会一般の標準。(出典:デジタル大辞泉)