明快
「単純明快」などのように使う「明快」という言葉。
「明快」は、音読みで「めいかい」と読みます。
「明快」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「明快」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
明快の意味
「明快」には次の意味があります。
・筋道があきらかでわかりやすいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「明快」を分かりやすく言うと、「物事がこみいっておらず、すっきりとしている」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あなたの話はまことに明快だったが一つだけまだわからないことがある。
(出典:クリスティ/赤冬子訳『茶色の服を着た男』)
・あなたは明快な思考と純粋な心をもっているんだから、それで十分です。
(出典:アン・マキャフリー『恐竜惑星シリーズ(全2巻) 2 アイリータの生存者』)
・この疑問に明快に答えてくれたのは、外国の資料による文書であった。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・俺たちが今置かれている状況と合わせて考えてみたら答えは明快だ。
(出典:谷川流『1 涼宮ハルヒの憂鬱』)
・それはいかにも岩本の性格を示すように明快かつ仮借なき処置であった。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
類語
・端的(たんてき)
意味:はっきりとしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・一目瞭然(いちもくりょうぜん)
意味:ひと目見ただけではっきりとわかるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・截然(さいぜん)
意味:区別がはっきりしているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鮮明(せんめい)
意味:あざやかではっきりしているさま。美しく分明なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・単純(たんじゅん)
意味:構造や形式、働きなどが簡単でこみいっていないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)